Maximaの反復文(for文、while文) Maxima入門 Maximaのインストールから簡単な数式、グラフ作成まで

Maximaの反復文(for文、while文)

 数式処理ソフトMaxima(マキシマ)で、少し複雑な処理を行いたいときにはfor文やwhile文の反復文が欠かせません。簡単なプログラミングから反復文を説明します。

Maximaによるプログラミング
Maximaの反復文(for文、while文)


 Maxima(マキシマ)で、少し複雑な処理をするには、for文やwhile文の反復文が必要となります。

簡単なプログラムで反復文を学びましょう。


演算 Maxima

反復文(for文)

for カウンタ変数 : 初期値  step 増分 thru 終値 do( 処理 )
反復文(while文) for カウンタ変数 : 初期値  step 増分 while 条件文 do( 処理 )



反復文には、for文とwhile文があります。

for文では、カウンタ変数の初期値からはじめて、増分を加えて、終値に達するまで処理を反復して行います。

while文では、カウンタ変数の初期値からはじめて、条件文を満たす限り、処理を繰り返し行います。


pg14-1.jpg



実際の使い方を見てみます。

pg14-2.jpg



増分を記述しないと、+1の増分となります。



なお、条件式の演算子は次のようなものが用いられます。


条件式 Maxima

aとbが等しい

a=b
aとbが等しくない a#b
aがbより大きい a>b
aがbより小さい a<b
aがb以上 a>=b
aがb以下 a<=b
条件文1 かつ 条件文2 条件文1   and   条件文2  
条件文1 または 条件文2 条件文1   or   条件文2



条件式を組み合わせることで、複雑なプログラミングも可能となります。