Maximaによるプログラミング
Maximaのファイル入出力
Maxima(マキシマ)で、ファイル入出力を扱う方法を紹介します。
まず、ファイルへの保存と読み込みの演算子を示します。
演算
Maxima
ファイル出力
save( " ファイル保存先/ファイル名 ", all )
ファイル入力
loadfile(" ファイル保存先/ファイル名 ")
実行結果の表示
playback(all)
実行した演算をファイルに保存するにはsave()を用います。
では、実際に使ってみます。
ここでは、ファイル名「m1.txt」で保存しました。
ファイルの中を見てみると、MaximaのコマンドやLisp言語とはまた異なる形で書かれていますので、内容を読み解くのは難しいです。
ファイルそのものは解読しづらいですが、Maximaの新規シートで、このファイルを読み込みます。
1~3つ目の式でa,b,cを確認していますが、新しく開いたMaximaなので何も定義されていません。
4つ目の式でファイル「m1.txt」をloadで読み込むと、5~7個目の式でa,b,cを確認すると、きちんと前のファイルで実行した演算結果が反映されているのが分かりました。
ちなみに、どのような演算コマンドが実行されたかを確認するために、playback(all)を使って、すべての実行結果を表示してみたら、前のファイルで実行した演算がきちんと実行されているのが分かります。
このように実行した演算コマンドを保存して、後で読み込み、続きをすることができます。