Maximaの数学定数 Maxima入門 Maximaのインストールから簡単な数式、グラフ作成まで

Maximaの数学定数

 数式処理ソフトMaxima(マキシマ)で使われる数学定数について紹介します。無限大、円周率、自然対数の底、虚数単位、黄金数、オイラーの定数を扱います。

Maximaによる数式処理 Maximaの数学定数


 Maxima(マキシマ)で使用される数学定数をここで紹介します。

演算 Maxima
+∞(無限大) inf
-∞(無限大) minf
円周率 %pi
自然対数の底 %e
虚数単位 %i
黄金数 %phi
オイラーの定数 %gamma


マキシマでの利用例を示しておきます。

Maximaの数学定数

自然対数の底と虚数単位は、出力結果では「%e」、「%i」と接頭語として%がつきます。

実際に、無限大(∞)や-無限大(-無限大)、円周率π、自然対数の底e、虚数単位i、黄金数φ、オイラーの定数γの使用例を記しておきます。

Maximaの数学定数

なお、limitは極限値を求める関数で、solveは方程式を解く関数です。

演算 Maxima
極限値 limit( 関数f(x), 変数x, 近づける値a)
方程式を解く solve(方程式f(x)=0, 変数x)


なお、limitは極限で、limit(f(x),x,a)で、数式f(x)でxをaに近づけたときの極限を表しています。

solveは方程式を解く演算子で、solve(f(x),x)で、数式f(x)をxについて解きます。