Maximaの日本語化とjsMath Maxima入門 Maximaのインストールから簡単な数式、グラフ作成まで

Maximaの日本語化とjsMath

 数式処理ソフトMaxima(マキシマ)を日本語化する方法と、ギリシャ文字表示のためにjsMathを導入する方法を説明します。

MaximaのWindows環境設定 Maximaの日本語化とjsMath


1.Maximaを日本語化して、Windows環境で日本語で操作する方法を紹介します。

Maximaを起動したら英語の場合、Edit > Configure を選択します。

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Option > Language から Japanese を選択します。

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OKボタンを押して、Maximaを再起動すると、

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日本語化されます。




2.ギリシャ文字を表示するために、jsMathを導入する方法を説明します。

次のサイトから、jsMathを含むファイル「Tex fonts」をダウンロードします。

jsMath: A Method of Including Mathematics in Web Pages

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ダウンロードしたファイルには、以下の6つのファイルが含まれています。

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jsMath-cmbx10.ttf、jsMath-cmex10.ttf、jsMath-cmmi10.ttf、jsMath-cmr10.ttf、

jsMath-cmsy10.ttf、jsMath-cmti10.ttfの6ファイルを、Windowsのフォントフォルダにインストールします。

コントロールパネル > フォント フォルダに6ファイルをコピーします。

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Texフォントが追加されたので、Maximaを起動し、編集 > 設定 > スタイル を選択します。

ここで、フォントで、「ギリシャ文字のフォントにjsMathを使用する」にチェックし、

さらに、出力用フォントで、ここでは「jsMath-cmti10」を選択します。

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これで、Maximaを起動すると、上記のようにギリシャ文字が綺麗に出力されるようになります。