Maximaのテイラー展開 Maxima入門 Maximaのインストールから簡単な数式、グラフ作成まで

Maximaのテイラー展開

 数式処理ソフトMaxima(マキシマ)でのテイラー展開の使い方を紹介します。テイラー展開は数学の微積分でもよく使用されるもので、微分可能な関数を用いて近似するものです。

Maximaによる数式処理 Maximaのテイラー展開


 Maxima(マキシマ)における数学のテイラー展開(Taylor展開)を紹介します。

 Maximaにおけるテイラー展開の演算を示します。


演算 Maxima
テイラー展開 taylor( 関数f(x), 変数x, 展開の中心a, 近似する次数n)



では、テーラー展開pg20-1.gifを使ってみます。


pg20-4.jpg




なお、1つ目の式のproduct()は総乗(総積)pg20-3.gifで、2つ目の式で計算式が分かります。


演算 Maxima
総乗(総積)Π product( 数式f(k), 添字k, 初期値a, 終値n )



3つ目の式は、x=aまわりで3次までテイラー展開をしています。

5つ目の式は、4つ目で定義した関数g(x)のx=0まわりの9次までのテーラー展開です。

x=0まわりのテーラー展開pg20-1.gifは、特にマクローリン展開pg20-2.gifのことです。