Maximaによる数式処理 Maximaによる方程式
数式処理ソフトのMaxima(マキシマ)で、算数や数学でよく出題される方程式を解くことができます。
方程式を解く演算子を示します。
演算
Maxima
方程式を解く
solve([方程式リスト],[変数リスト])
1次方程式から、連立方程式、文字を含んだ方程式まで、マキシマではsolve()で解くことができます。
solve([方程式リスト],[変数リスト])では、複数の方程式を連立させて解くことも可能です。
[方程式リスト]に連立させる方程式を「,」で区切って記述します。
また、解きたい変数について[変数リスト]に記述します。
実際の使用例を示します。
1つ目の2次方程式の解はとなることから、黄金数φを求める計算式です。
4つ目の式のように、マキシマでは3元連立2次方程式も解くことができます。
5つ目の式は、2元連立1次方程式ですが、解きたい変数はx,y,zの3変数なのに対して、式は2つであるので、式が1つ足りない不足方程式です。
でも、zに不定変数を用いて解を与えてくれます。
さらに、文字を含む2次方程式に対しても、変数xについて解が得られます。
この解はまさに、2次方程式の解の公式を表しています。