Maximaの使い方を習得して数学を Maxima入門 Maximaのインストールから簡単な数式、グラフ作成まで

Maximaの使い方を習得して数学を

数式処理ソフトMaxima(マキシマ)は、フリーソフトウェアですが市販の数式処理ソフトMathematicaにも劣らない優秀なソフトウェアです。小学生の算数ドリルの計算から中学生の因数分解、高校生の微分、積分、大学の微分方程式、2次元グラフから3次元グラフまで解析的に扱うことができます。このソフトを駆使して、算数、数学の初学者から研究者レベルまで数学能力を高めることが可能です。

Maximaの使い方を習得して数学を


数式処理ソフトMaxima(マキシマ)をWindowsにインストールすると、デスクトップに、このようなアイコンpg1-16.jpgができます。



Windowsでは、このwxMaximaをクリックすると、Maxima(マキシマ)が起動できます。




 Maxima(マキシマ)は、数学を代数的に解くことができるフリーソフトです。このようなソフトを数式処理ソフトと呼んでいます


 コンピュータでは、0と1の2進数で表わされる数値の演算を得意としていますので、数値計算分野では古くからパソコンが良く利用されてきました。


数値計算分野で有名な数値計算ソフトとして、市販のものはMatlabが有名です。フリーソフトではOctave(オクターブ)が有名です。


数値計算ソフトのOctaveの位置づけが、数式処理ソフトのMaximaと考えていただくとよいと思います。


数式処理分野で有名な数式処理ソフトは、市販のものでは、MathematicaとMapleが有名です。


とても優秀なソフトですが、とても高価ですので、経済的に厳しい学生にとっては手がなかなか出せないものです。


最近ではアカデミック版が出てきていますので、大学生や教職員にとっては購入しやすくなってきています。


しかしながら、数式処理ソフトをたえず必要としない学習者にとっては、まだまだ高価なものですので、まずはMaximaで数式処理ソフトに慣れるのが一番良いでしょう。


Maximaといえども、ひじょうに便利なソフトですので、実際に数学の研究者も愛用している方もおられます。


加減乗除の四則演算から、展開、因数分解、方程式、行列、微分積分、微分方程式、偏微分方程式、2次元グラフ、3次元グラフ、カオス、フラクタル、写像、数列、極限、ベクトル、物理数学、振動など扱える数学分野は多岐にわたります。


もともとLisp言語でかかれたソフトですので、Lispで拡張も可能で、Gnuplotとのグラフ出力、保存の連携も用意です。


反復処理や条件分岐なども可能ですので、プログラミングをして高度な数的処理を行うこともできます。


学校の普段の計算や勉強から、大学や大学院、研究所などでの研究、開発レベルまで使用できますので、数式処理ソフトのMaximaの使い方を習得して数学をマスターすることを目指せるでしょう。


Maximaを数学学習、研究のこれ以上ない強力な友として御愛用していただく機会となれば幸いです。